蜂の子の効果効能

蜂の子の採取方法

蜂の子が、どのようにして採取されているのかは、一般にはあまり知られていません。
ここでは、蜂の子の採取方法について紹介します。

蜂の子とは?

蜂の子とは、その名の通り「蜂の子ども」のことで、蜂の幼虫やさなぎのことをいいます。

蜂の子は、ミツバチだけではなく、スズメバチ、クロスズメバチ、アシナガバチ、クマバチの幼虫やさなぎが使用されています。

蜂の子の採取方法

蜂の子の採取方法は、自然に存在する蜂の巣を探して蜂の幼虫を採取する方法と、養蜂場で採取する方法があります。

自然に存在する蜂の巣を探す方法には、「すがる追い」や「蜂追い」などの方法があります。

「すがる追い」の方法

すがる追いは、自然に存在する蜂の子供を採取する方法で、最もポピュラーな方法で、次のようにして行われます。

真綿のついたエサを渡す

前日にエサを仕掛けておきます。エサはイカ、まぐろ、肉片などで、木につるしておきます。(当日の場合もあります)

あらかじめ魚やイカの切り身などの周りを真綿で包んで用意しておきます。
すると、蜂は真綿を抱えて飛ぶので、蜂が巣に戻るまで真綿を見失わないように後を追います。

煙幕を炊く

巣を発見したら、専用の煙幕(蜂取り用の煙幕)を炊きます。

巣を取り出す

煙幕を吸って蜂が仮死したら巣を取り出します。(地蜂なら地面の下にあるので掘り出します)

蜂の子を取り出す

蜂の子をピンセットなどでひとつずつ取り出します。

もしくは、巣を持ち帰って庭などに埋めて養殖して巣を大きくしてから取り出します。

調理する

生のまま、炒る、甘露煮にする、鍋に入れる、蜂の子ご飯を炊く、など料理して食します。

「蜂追い」の方法

オオスズメバチ(大型のスズメバチで、狂暴で毒が強い)の巣の場所を探す伝統的な方法に「蜂追い」というものがあります。

飛来したオオスズメバチにワインやハチミツ入りのジュースを飲ませ、網で捕獲した後、蜂の身体にリボンをくくりつけて放します。
リボンを目印に蜂を追いかけ、スズメバチの巣を探しだします。
薬、麻酔、煙幕を一切使わずに蜂の巣を取り出します。

蜂追いは、大型で狂暴なオオスズメバチを、薬、麻酔、煙幕を一切使わずに蜂の巣を取り出す伝統的な技法で、9~10月に行われます。

養蜂場の場合

養蜂場で蜂の子を採取する場合は、巣を発見する必要はないので、巣箱から蜂の子どもを取り出して食品として加工したり、サプリメントとして加工します。

養蜂場の場合は、蜂の子に使用する蜂や巣箱から取り出す期間にこだわりがあります。

採取する時間にこだわる

養蜂場の場合は、ハチミツやローヤルゼリーを採取するためにミツバチを飼っているので、蜂の子もミツバチの子供の場合が多いです。(まれに地蜂の蜂の子を採取しているところもあります)

ミツバチの幼虫は、3日で卵からふ化し、幼虫の期間は5日から6日、さなぎの期間は12日から15日くらい(オスとメスで異なります)で成虫になりますが、蜂の子に使用する蜂を採取する期間は、養蜂場によって異なります。

蜂の子の採取は、アミノ酸含有量が最も多くなり栄養価が高くなる、とされている21日目に行って加工する養蜂場が多いです。
しかし、6日目と12日目と18日目の蜂の子をブレンドしたり、20日目やふ化する直前に採取するところもあります。

また、蜂の幼虫は空気に触れるとすぐに酸化(空気に触れて化学反応を起こすこと)します。
ですので、巣箱ごとクリーンルームと呼ばれる、加工室に運び込み、生きたまま冷凍する養蜂場や、24時間以内に加工すると定めている養蜂場があります。

蜂の種類にこだわる

ミツバチの巣箱には、女王蜂、働き蜂のメス、働き蜂のオスの3種類の蜂が住んでいます。
この中で働き蜂のオスは、成長に時間がかかり、交尾のために栄養を体内に蓄える必要があるので、3種類の蜂の中で一番栄養価が高く、アミノ酸はローヤルゼリーの3倍も含んでいます。
そのためミツバチのオスしか蜂の子に加工しないところもあります。

また、より栄養価の高い蜂の子を採取するため、蜂の子のエサがなくなったり、傷がついてしまったりしないようにローヤルゼリーやハチミツは採取せずに蜂の幼虫だけを採取して蜂の子を作っている養蜂場もあります。

まとめ

長野県では、古くから「すがる追い」は、貴重なたんぱく質を確保する大切な狩りの一種でした。蜂の巣を探すのは、根気と体力のいる仕事で、「蜂獲り」を生業(なりわい)とする人達もいます。現在では、郷土の特徴として、また、レジャーとして「すがる追い」が行われています。養蜂場では、ミツバチから蜂蜜やローヤルゼリーを採取するので、ミツバチの幼虫を採取し、蜂の子として加工しているところが多いです。中には、より栄養価の高い蜂の子を採取するために、ローヤルゼリーやハチミツは摂取せずに採取している養蜂場もあります。

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