蜂の子の効果効能

蜂の子はどこで採れるのか

蜂の子は、日本だけではなく世界各地で食べられています。
ここでは、蜂の子はどこで採れるのかを紹介します。

蜂の子とは?

蜂の子とは、名前の通り「蜂の子供」のことで、蜂の幼虫やさなぎのことです。

蜂の子は、ミツバチだけではなく、スズメバチ、クロスズメバチ、アシナガバチ、クマバチの幼虫やさなぎも全て蜂の子です。

一般的には、クロスズメバチの幼虫やさなぎのことを言うことが多く、養蜂場で採取された蜂の子やサプリメントはミツバチの場合が多いです。

参考:「販売されている、スズメバチの蜂の子の種類

蜂の子はどこで採れるのか

日本

日本では、蜂の子は、長野県、岐阜県、宮崎県、静岡県、岡山県、栃木県、山梨県、愛知県の山岳部で採取されています。

ミツバチは花の蜜や花粉、スズメバチやクロスズメバチは昆虫やクモ、アシナガバチは昆虫や蜜などを食料とするので、自然がない場所には生息できません。

特にミツバチは、農薬をはじめとする環境汚染に弱く、環境がよく、かつある程度の広さ(ミツバチの行動半径は3~5キロです)が必要なので、日本ではミツバチやミツバチの養蜂場は山岳地のごく一部にしかありません。
ですので、蜂の子をはじめとする国産のミツバチの製品(ハチミツやローヤルゼリーなど)は、高品質ですが高価です。

また、スズメバチは、基本は害虫なので飼育されることはほぼありません。
スズメバチ、クロスズメバチの蜂の子は天然のものなので、希少価値が高く、流通量も少ないです。

養蜂場の蜂の子は、蜂の子の製品用にミツバチを飼育し採取しているので、品質が高く、栄養価も高いです。

世界

中国

蜂の子は世界中でも食べられており、特に中国では古くから漢方薬の材料として使われています。
また、ハチミツやローヤルゼリーの世界最大の産地なので、中国では古くから蜂の子が食卓に出されていました。

中国といえば、環境汚染が心配されますが、ミツバチは環境汚染に弱く、汚染された花の蜜や花粉を食べると死んでしまうため、環境のいい場所でしか飼うことができません。
中国は、土地が広大なので、まだまだ汚染されていない広い環境もたくさんあり、蜂はそのような場所で飼われているため、蜂の子の場合は、汚染の心配は必要ありません。

また、日本の大手のメーカーは中国に養蜂場を持っているところが多く、養蜂場で採取した後、加工も行うので、そのようなメーカーの蜂の子は日本産ではなく中国産です。
どのメーカーも、独自の厳しい検査基準に基づいて土地を選び、蜂を飼育しているので、品質もよく安全性も高いです。

台湾、タイ、ニュージーランド

台湾やタイ、ニュージーランドは、大気汚染が少なく、一年を通して気候が温暖なので、ミツバチが一年中活動できます。
ですので、蜂の子をはじめ、ハチミツやローヤルゼリーは高品質なものが採取されています。

おわりに

蜂の子は、文字通り蜂の子供なので、蜂の巣から採取されます。蜂の行動半径は、スズメバチは2キロでミツバチは3~5キロあり、昆虫や花の蜜をエサとするため日本では一部の山岳部でしか採取できません。蜂の子は世界でも中国や台湾、タイ、ルーマニア、メキシコ、エクアドルなどで食べられていますが、それらの国でも広く、かつ環境が良い土地がないと採取できません。

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